若がえる街
若がえる街
<内容のあらまし>
衣と食が次第に豊かになってきた今日、老朽化した住宅やせまいバラック住いが生活の向上をさまたげるガンとして誰もが困っています。木造アパートや密集した木造住宅街の火災の事故もあとをたちません。商店は豊富な商品をかかえ火災の危険のあるゴミゴミとした町並みにあって、経営の近代化をはばまれています。工場の煤煙、騒音、震動は附近の住宅の環境を害しています。スポーツや子供の遊びのための公園や市民生活にゆとりを与える緑地も不足しています。
このようなゆきづまった街を、火災などの災害のない街にし、市民生活を快適に、安心して気持のよい商店街で買物のできる街にし、工場は生産するのに能率的にして、……このような街を作りあげるために土地と建物の利用を全く思いきってつくりかえ、新しい時代の要求にこたえて都市をつくり直し、若がえらせるのが都市の再開発です。
この都市を若がえらせる街づくり ― 岡山県における都市の再開発事業 ― が、県政の重点施策としてとりあげられたのは昭和34年の暮でした。そして岡山市の中央商店街上之町、中之町地区がその第一陣として手がけられ、66店舗の商店が一挙に参加して街は見ちがえる程立派になりました。この映画は、そのたくましい工事記録であり、美くしい建設譜であります。
岡山県
英映画社
カラー40分