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カテゴリ:1959年

あの街この街

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あの街この街

<製作意図>
度重なる風水害。日常茶飯事になっている火災。これらの災害で日本の都市は人命とその富を日毎に失いつつあります。 これは都市の大部分が、未だに千年一日の如く木造建物で占められ、また、都市の建設が、建設の名に価しない。暗い、無統制、無計画なことにその原因をもっているのだといえます。
衣・食は戦前以上に立ちかえりました。あとは住の問題がのこっているのみです。
こ の 『住』に対する一般国民の不充分な認識、いや、ときには無知迷蒙とすらいえる状態に一つの活を与え、自分たちの住まいと街との関係、近代都市というものの持たねばならない諸条件に眼を開き事態を直視する機運をつくりたいと考え、この映画を企画、構成しました。


静岡県
英映画社
白黒26分

製作 高橋銀三郎
脚本 加藤松三郎、八木仁平
演出 八木仁平
撮影 守部甫
録音 田中義造
解説 小沢寅三
製作主任 小高美秋

タッちゃん一家

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タッちゃん一家

<あらすじ>
 今日はタッちゃんの誕生日、タッちゃんは兄さんの幸雄君と、駅までお父さんを迎えに来て、お祝に赤いおもちゃの電話をもらった。まくら元に電話を置いて寝るタッちゃんの耳に、急救車のサイレンがきこえる。 連休第一日目、おとうさんは屋根直し、お母さんはタッちやん達の汚れものの洗濯でいそがしい。青空に行楽の花火が勢よく上っている。 風呂場の屋根直しを手つだっている幸雄君も、泥んこ遊びをしているタッちゃんも、明日は、遊園地え連れていってもらいたくてしようがない。しかし、お父さんは、明日は碁を打つ予定だと言ってとりあわない。
 がっかりした幸雄君は、おやつをたべると遊びに行ってしまう。
 翌日、今日もよい天気、お母さんに言はれて思いなおしたお父さんは、皆を連れて動物園え出かける……。
 楽しい昼食が始まろうとした時、消防車のサイレンの音、お母さんはハッとして立上る。出がけにつけたアイロンのコードを切らずに来てしまったのだ。あわてたお父さんは、タッちゃんを連れて消防署え電話をかけに走る。
 不安と、恐れに包まれた家族は、一路わが家えとタクシーを飛ばす。 幸いアイロンは切ってあった。出つけないお母さんが心配のあまり錯覚を起したのだ。夕焼にそまった空をながめて、一家はしみじみと我が家の無事を喜こぶのだった。


日本損害保険協会
英映画社
カラー22分

製作 高橋銀三郎
脚本 西岡豊
監督 西尾泰輔
撮影 栗林実
音楽 小沢直与志
キャスト タッちゃん:亀田学
お父さん:高杉哲平
お母さん:大坪日出代
幸雄:野口英明
おばさん:吉川満子

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