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カテゴリ:1957年

ただいま勉強中

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ただいま勉強中

間借り生活の親子のみじめさ。
気がねから、母は子についきつくあたる。
子供はそれにたえているが、時には爆発することもある。
親子の愛情を描いた、心あたたまるホームドラマ。

文部省選定

日本損害保険協会
英映画社
白黒24分

製作 高橋銀三郎
脚本 片岡薫、西沢裕子
監督 衣笠十四三
撮影 藤洋三
美術 江坂実
照明 内藤伊三郎
録音 大家忠男
音楽 斉藤高順
スタジオ 調布映画撮影所
キャスト 時雄 真藤孝行(劇団あすなろ)
時雄の母 中村美代子(俳優座)
時雄の父 浜田寅彦(俳優座)
茂 佐野真一(劇団こじか)
美沙子 柳橋えみ子(劇団杉の子)
しげるの母 三戸部スエ(俳優座)
雪夫 松山恒雄(劇団こけし座)
お姉さん 稻葉侑子(劇団仲間)
女中さん 米谷日出子(テアトル・エコー)

風紋

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風紋

耳の不自由な子たちは
あなたに なにをうつたえ
抵抗し 求めているか!
うつたえるすべを持たない
ろうあの子たちにかわり
映画製作のスタッフが
一丸となつて
あなたに うつたえる!
ろうあの子たちが描く
ほゝえみとペーソス

厚生大臣賞

厚生省 推薦
文部省 選定
東京都教育委員会 特選
中央児童福祉審議会 推薦
優良映画鑑賞会 推薦
ユネスコ協会連盟 推薦
ボーイスカウト日本連盟 推薦
日本PTA全国協議会 推薦
主婦連合会 推薦
東京都地婦連 推薦

児童福祉映画協会
英映画社
白黒74分

製作 高橋銀三郎
原作 ほんま・みちひろ
脚本
演出
西尾泰輔
撮影 栗林実
録音 田中義造
音楽 小沢直与志
キャスト 園長 三田国夫(東芸)
指導員 東健史(銀座プロ)
保母 佐薬美智子(青俳)
道子 徳永街子(民芸)
健一 辻口吉保(あすなろ)
〃  橘田勇(あすなろ)
A君 岩田俊雄(あすなろ)
健一の母 津田まり子(楽座)
健二の母 山岸美代子(五十五年会)
道子の父 醍醐弘之(鳥演)
道子の母 田中みどり(鳥演)
きとう師 万井一夫(鳥演)
その他 劇団はくと・鳥取演劇集団

ともだち

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ともだち

<あらすじ>
 冬のある日、正一のクラスに、川上君が東京の学校から転入学して来ました。色ざめたジャンパーに、ツギの当ったズボン―見るからに見すぼらしい身なりの川上君―然しその元気そうな、しっかりした様子、正一は何んとなく川上君に心をひかれました。
 川上君のうちが、正一のうちと同じ方角だったので、学校の行くさ帰るさを一緒にする様になりました。
 川上君は、お母さんと二人っきりで間借りをしていました。川上君のお母さんはニコヨンをして働いて、川上君を学校へあげていま したが、川上君も新聞配達をしてお母さんを助けている程の感心な子供でした。日がたつにしたがって、そんなことが分って来ると、 正一は、川上君が本当に好きになりました。クラスの中には、川上君とその母のことを、新聞配達をやったり、ニコヨンをやっているということで、まるでいやしいことでもやっているかの様に、さげすむ子供もありました。正一は、そんな奴こそ、どんなにいやしい人間だろうと思いました。
 それは北風の吹く寒い晩でした。――今頃川上君はどうしているかしら、寒いまちを新聞配達をしながら夢中で駆けているんじゃないかしら――正一が、川上君の上に深く思いをはせている時、うなる様な風音にまじって消防のサイレンの音が、誰かの悲しい泣声の様なひびきを、遠く近くにひびかせて通って行きました。正 一のお父さんの勤めている工場から、呼出の電話がかかったのは、それから間もなくでした。 
 工場の火事は、新聞配達をしていた川上君が発見し、その素早い処置によって、大事に至らず消しとめることが出来ました。川上君の持っていた、未配達の新聞は、水びたしとなり、足にふまれて駄目になりましたが、火事はわずかに破目板を焼いただけで消えまし た。この勇敢な新聞配達が、川上君であることが知れると、川上君はまち中の人々から感謝されました。あの強風の夜の火事――大火事となったら、まちも学校も焼いてしまったかもしれない――。
 校長先生は、朝礼の時、全校生の前で川上君の勇敢な働きを表彰しました。正一はこの時ほどうれしく思ったことはありません。うれし涙が正一のほほをぬらしました。 
 受持の先生は、川上君の気の毒な身の上を話してくれました。 「――川上君の家は火事の為めに焼けてしまい、お父さんは、そのことがもとで死んでしまわれた。あとに残ったお母さんと川上君は悲惨のどん底につき落されて了ったわけだ。お母さんは、川上君を連れて、知合をたよってこのまちへ来られ、今は元気で働いて居られる。そうして川上君は、新聞配達をしてお母さんを助けている
ここで先生がみんなにいいたいことは、われわれはいつ、どんな逆境に置かれても、決してへこたれてはいけない。川上君の様に、強い、元気な、いい子になって貰いたい――ということだ――。」 
 正一のお父さんの工場では、川上君母子に工場の留守番として住み込んで貰うことにしました。正一は川上君の様ないいともだちをもって、本当に幸せだと思いました。 


文部省選定

日本損害保險協会
英映画社
白黒43分

製作 高橋銀三郎
演出 赤佐政治
撮影 宮西志朗、守部甫
録音 安倍恒雄
音楽 小沢直与志(日本ビクター)
出演 劇団あすなろ
劇団あゆ

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