カテゴリ:1965年
日比谷279米 地下鉄工事記録
日比谷279米 地下鉄工事記録
<製作意図>
昭和39年9月、帝都高速度交通営団2号線は北千住から中目黒まで、首都の城北と城南を結ん で全長21.5km、都心を縦貫する主要な路線として完成された。これは、その《日比谷1工区279米》の建設に当った人々の、ひたむきな努力の姿を記録したものである。
<梗慨>
日比谷は都心有数の繁華街、1日数十万台の車 と人の波が交錯してはげしく流れている。その道路の下に三階の地下鉄道を立体的に建設するには、近代土木建築技術の粋をかたむけ、その計画を推進するため人々の驚くべき努力が注がれた。アジア始めてのオリンピックを目標に強行された都市改造計画の一環でもあった。人知れぬ苦心の作業に、構造主体をなす十三基の潜函は、日に日に深く沈み目標に近づいて行く。 今、完成された人気ないホームに人々の努力を讃えるように、ファンファーレと拍手が響きわたった。
日比谷は都心有数の繁華街、1日数十万台の車 と人の波が交錯してはげしく流れている。その道路の下に三階の地下鉄道を立体的に建設するには、近代土木建築技術の粋をかたむけ、その計画を推進するため人々の驚くべき努力が注がれた。アジア始めてのオリンピックを目標に強行された都市改造計画の一環でもあった。人知れぬ苦心の作業に、構造主体をなす十三基の潜函は、日に日に深く沈み目標に近づいて行く。 今、完成された人気ないホームに人々の努力を讃えるように、ファンファーレと拍手が響きわたった。
第3回日本産業映画大賞
間組
英映画社間組
製作 | 高橋銀三郎 |
脚本監督 | 千石秀夫 |
撮影 | 宮下英一、長井貢 |
音楽 | 武田俊一 |
解説 | 平光淳之助 |
照明 | 東京照明 |
線画 | 村田映画製作所 |
製作主任 | 滝川正年 |