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カテゴリ:1976年

シールドが拓く空間 営団地下鉄11号線北青山工区建設記録 第1部/第2部

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シールドが拓く空間 営団地下鉄11号線北青山工区建設記録 第1部/第2部

間組
英映画社
カラー32分

<映画製作意図>
 株式会社間組が、帝都高速度交通営団11号線・北青山工区894メ一トルの建設を担当するにあたり、同工区の施工を軸として、都市の地下開発に大きな役割を果たしている秀れたシールド工法の技術と、当社が数年前より独自の研究を進めてきた、鉄筋コンクリート、セグメントの製造過程をもあわせて紹介し、企業宣伝ならびに一般教養に役立てようとするものです。

<第1部>
 国道246、青山1丁目に設けられた作業帯の下では、シールド基地の立坑築造が、西明石の工場では外径6,660m/mの巨大なシ一ルド機械の製作が、そして相模原のセグメン卜工場ではトンネル壁となる、堅固な鉄筋コンクリートセグメントの生産が着々と進 み、完壁を期す本工事への体制がととのえられてゆく—
<第2部>
 青山1丁目から新表参道駅へ向けて、シールドの力強い掘進が開始される。 砂と砂礎と固結シルトの互層を掘進し、新しい空間が拓かれて行く、延長894メートル。土と水と土木技術との斗いである掘進はさまざまな課題を克服して無事表参道工区に貫通する。間組本社前の二つ目の地下鉄として永く人々に愛される事でしょう。

製作 高橋銀三郎
脚本演出 千石秀夫
撮影 千葉寛
解説 平光淳之助
製作担当 長井貢
現像 東洋現像所

嫁ぐ我が子に

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とつぐ我が子に

<ものがたり>
 長野県松本市に住む主婦、伊東和子にとって、現在の幸せは 長い苦労の末やっと手にしたかけ替えのない生活だ。その平穏にふと波立ちを起こしたのが急にもち上った長女の結婚話― 。
 長女の靖子はまだ20才になったばかり。職場で知り合った青年との恋愛に気付いたのはつい最近の事だ。
 嫁がせるにしても、せめてもう少し世の中がわかってからにしてほしいと母は願う。が青年の転勤を間近かにして、靖子は結婚をあせり、父母の言葉に耳をかそうともしなかった。
 思案にくれていた和子は、夫の順平にすゝめられ、靖子をつれて追憶の旅に出た。
 その旅で母と娘がたどった追憶とは― ― 。
 和子夫婦が結ばれたのは22年前の北海道の炭坑町。幸せだった。しかしその幸せもやがて起ったエネルギー革命の嵐の中で、 あっという間に消え去っていった。
 閉山された炭坑をあとに、東京へ出た夫婦を待っていたのは大都会の厳しい生活――。時には追いつめられ、死を思う事さえあった。しかし夫婦は必死に生活を立て直した。
 今は廃虚となったかつての炭住街、10数年のうちにすっかり変った東京の下町― ― 。そこには苦難にみちた一家の歴史がきざみこまれていた。
 『長い夫婦の歴史には、きっと苦しい、どうにもならない時 もある。そんな時こそ、支えあい、力になりあえる夫婦の愛情、 それを育てようという気構えが、貴女たち2 人の場合にもなければならないと思うの』当時のことをふりかえりながら語る和子。それは本当の夫婦の愛情とは何か、結婚の意味は何かを問いかける言葉であった。
 母の愛が靖子をあたゝかく包んだ。
 『結婚は、もう少しいろいろなことを勉強してからにする』
 旅行から帰って靖子は明るく母に告げた。
 そんな娘に、和子は旅が決して無駄ではなかったと思う。そしてこれからも激しく移り変り、社会不安の多い世相であればこそ、恋愛や結婚、そして家庭について、しっかりした考え方を持ってほしいと思う。
 やがて嫁ぐわが子に、和子は心からそれを祈るのだった。


文部省特選
教育映画祭文部大臣賞

貯蓄増強中央委員会
英映画社
カラー33分

製作 高橋銀三郎
脚本演出 酒井修
撮影 渡辺勇、千葉寛
照明 徳永忠
音楽 小沢直与志
録音 木村勝己
製作担当 長井貢
現像 東洋現像所
キャスト 小田切みき可知靖之、四方正美、中村瀇二、大山貴子、望月太郎

福祉社会を支える人々 ―スウェーデンを訪ねて―

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福祉社会を支える人々 ―スウェーデンを訪ねて―

 人間の生活を優先する福祉社会の実現を目指すことこそ、私たちの今日的使命であり、今後への大きな課題でもあります。
 過去私たちは、福祉先進国特に北欧諸国から多くのものを学んできました。それらの国々も、今はその制度の中に生まれた新しい社会問題に悩んでいます。しかし尚、個人的自由と社会的連帯を基調とする先進諸国の市民生活は、より良い福祉社会の建設を目指す日本人一人一人にとって多くの学ぶべきものがあります。
 この映画は福祉先進国スウェーデンを訪ねて、行き届いたこの国の福祉社会がどのようにして支えられているかを人びとの日常生活をとおして取材したものです。

日本都市開発研究所
英映画社
カラー40分

企画 三宅俊治
製作 高橋銀三郎
脚本演出 酒井修
撮影 宮下英一、小林治
音楽 小沢直与志
解説 鈴木健二
録音 木村勝己
現地協力 藤井恵美
製作担当 長井貢
現像 東洋現像所

ストックホルムを訪ねて ―すまいと環境―

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ストックホルムを訪ねて ―すまいと環境―

<製作意図>
 すまいと環境は、私たちにとって、最も基本的な生活のうつわです。
 北欧の福祉国家スウェーデンでは、人々が長い間、福祉社会の基盤として、快適なすまいと豊かな環境を求めて努力を重ねてきました。 この映画は、福祉社会を目指す私たちの願いをこめて、スウェーデンの首都ストックホルムの人々のすまいと環境を取材したものです。

<内容>
 8月の終り、スウェーデンの首都ストックホルムには、夏の休暇を終えた人々が次々と帰って来ます―。
 私たちは、そのストックホルムの町を訪ねて、世界で最も進んだ福祉の国といわれるスウェーデンの人々のすまいと、すまいを取りまく環境について考えてみました。
 美しい自然に恵まれた、ストックホルム市は、 スウェーデン最大の都市です。取材班は歴史と、現代の生活、そして自然の織りなす調和のあるこの町の姿を描きます。
 市の郊外には、新しい住宅地が数多く建設されています。ファーシュタ、シャルホルメン、ヘッセルビーなど...。そして、どこにでも見い出される、子どもたちや老人、身体の不自由な人々に対する配慮。映画は、人間優先の町づくりを追っていきます。
 こうしたすまいや環境は、町づくりを実行し、 そして支える、ひとりひとりの市民の責任感と連帯性によって結ばれた努力の上に可能になったものです。日々の生活を大切にするスウェーデンの人々。その堅実な生活への願いこそが、この都市を築いてきたと、いえるでしょう。
 10月ともなれば、スウェーデンの秋はもう深い。 長くきびしい冬はもうすぐです―。
 さて、私たちのすまいと環境は……。

日本都市開発研究所
英映画社
カラー38分

企画 三宅俊治
製作 高橋銀三郎
脚本演出 酒井修
撮影 宮下英一、小林治
音楽 小沢直与志
解説 後藤美代子
録音 木村勝己
現地協力 藤井恵美
製作担当 長井貢
現像 東洋現像所

幼稚園 ―幼児の活動と教師の役割―

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幼稚園 ―幼児の活動と教師の役割―

文部省特選

英映画社
カラー22分

製作 高橋銀三郎
演出 千石秀夫
脚本 藤原智子
撮影 宮下英一、千葉寛
音楽 小沢直与志
解説 鈴木健二
製作担当 長井貢
現像 東洋現像所
取材協力 東京都文京区立西方幼稚園、東京都世田谷区立松丘幼稚園
レコード 東芝EMI

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