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明日の親のための学級

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明日の親のための学級

文部省選定

日本視聴覚教育協会
英映画社
カラー21分

<内容>
 「明日の親のための学級」は全国各地で、すでに沢山開設されている。川崎市の多摩市民館の学級にも40名近い若い男女が参加した。未婚の人、 新婚早々のカップル、初めて妊娠した人など。それぞれが自分の人生で 迎えた一つの転機に、大きな期待と不安を抱いており、学習に意欲的なのが感じられる。
 第一回の学習は小児科医のS先生による「自信をもって我が子を育てる」をテーマに、親と子のかかわりあい、愛情の絆を結ぶものなど、外国の研究例も織りこんだ讓義であった。
 毎週テーマを替え、講師には各界の専門家や学識経験者が招かれる。学習の方法も新しい視聴覚機器を動員するなど工夫をして、いろいろな問題について今日的な角度から、興味深く学習が進められてゆく――。
 カメラは他の都市の例も紹介しながら、参加者たちが、受講によって内面的に充実してゆく姿も捉えて、この学級のもつ意義を描こうとする。


監修 兵庫教育大学 俵谷正樹
指導 母子愛育会総合母子保健センター 高橋悦治郎、横浜国立大学 牧野カツコ
製作 服部悌三郎
脚本・演出 千石秀夫、内海穂高
撮影 江連高元、小林治
照明 高橋洋一
音楽 青山八郎
効果 小森護雄
解説 平光淳之助
製作担当 宮下英一
現像 東洋現像所

京都 洛中洛外

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京都 洛中洛外

<製作意図>
 千年の都、京都には、今でも歴史的な建造物や年中行事、そして日常生活の中に伝統文化が生き続けている。 この「町と歴史シリーズ」第二作は、現在の京都の町のルーツをたずね、その歴史や伝統・文化が千年を経た今日の京都の町にどのように生きているかを探ろうとするものである。特に応仁〜文明の乱で焦土と化した京都の町を復興し、王朝文化を新しく蘇えらせた人々――町衆に視点を向けているのがこの映画の特色である。


町と記録シリーズ②
講談社
英映画社
カラー29分

監修 京都市史編纂所
企画
製作
野間惟道
高橋銀三郎
脚本
演出
山添哲
撮影 廣内捷彦
照明 岡本健一
音楽 松村禎三
解説 荒川修
効果 小森護雄
録音 甲藤勇
演出助手 鈴木康敬
撮影助手 小林治
製作担当 宮下英一、内海穂高
現像 東洋現像所
協力 池坊総務所
上杉家管理事務所
梅沢記念館
裏千家総本部
岡山美術館
祇園祭山鉾連合会
北野天満宮
教王護国寺(東寺)
京都観世会
京都国立博物館
車折神社
建仁寺
慈照寺(銀閣寺)
大悲閣千光寺
中央公論社
東京国立博物館
西本願寺
平安神宮
八坂神社
六波羅蜜寺

戸隠の四季

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戸隠の四季

<製作意図>
 長野県・戸隠は観光開発による俗化や自然破壊を免れている数少ない地域である。その神話や伝説が今も肌に感じられるような四季の自然と、素朴な民俗を紹介する中で、私たちがいま、生活環境の中から急速に失ないつつある沢山の貴重なものを再認 識できればと考える。
<内容>
 長野県の北部を形成する山岳・高原地帯の中心に戸隠村がある。厳寒の二月、暁暗の経無山山頂にカメラを立てて、対面する戸隠連峯をみつめている。やがて戸隠連峯の壮大な夜明けのショウが始まった…………。
 冬の戸隠は、やはりスキーに代表される現代的なウインターリゾートだ。ここではホテル・ロッジ・レストランなども広い疎林地帯に点在して、それぞれが個性的ムードをもっているのが印象的だ。若者たちは、雪の峨峨とした連山を背景に、長い冬を爽快な青春の喜びにひたる。しかし華やかな雪の祭典が終り、大地が白いベールを脱ぎ始めると、高原にはカタクリ・キクザキー輪草・リユウキンカ・水バショウが咲き昔のままの自然がかえってくる。
 戸隠山に神話の神々が祭られたのは遠く二千年も前といわれる、平安時代には天台真言の山岳密教が入り、三大霊場の一つとして大いに栄えた。
 村は宝光社、中社、奥社の三社からなる戸隠神社を中心に展開している。祭神はみな天の岩戸神話で活躍する神さまである。村の旅館は戸隠三千坊といわれた頃から続く由緒ある宿坊が多く、その堂々たる構えがここ独特の雰囲気をつくる。
 数百年も続くお神楽や祭、行事がよく保存されており、特産の根曲り竹の細工物や蕎麦など、村人の人情は今も淳朴そのものである。
 戸隠の春は目を洗うばかりの新緑と、全国一数の多い野鳥。飯銅山、大座法師池、 森林植物園と景勝の場はつきない。
 夏はかつての修験者を偲ばせるスリリングな戸隠山登山やキャンピングなどで賑わう。
 秋、錦繍に飾られた山野に、人びとは伝説の美しい女性・紅葉を思いだす。能や歌舞伎で有名な紅葉狩の主舞台は実は戸隠の荒倉山一帯なのだ。地名や遺跡にそのロマンがもつ妖しい雰囲気が色濃く漂っている。 こうして戸隠の四季はあざやかな転換をみせながらめぐってゆく…………。


長野県戸隠村観光協会
英映画社
カラー25分

監督:千石秀夫

見て、コアラの森よ ―幼児の表現活動を探る―

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見て、コアラの森よ ―幼児の表現活動を探る―

<内容>
 この幼稚園では秋に、全園で動物園へ遠足に行った。
 新しい経験が、子どもたちにどんな影響を与えるかを探ってみる意図もあった。
 絵本やテレビで見馴れた動物であったが、実物の大きさや変った習性などは、子どもたちを感動させ、好奇心をそそるに十分で、その場で動物のしぐさを真似る子どもたちもいた。
 さて帰園してからの子どもたちが、どんなに活発な表現をだすか、先生たちには楽しみであった。しかし今度は子どもから何か表現が出るのを待つことにした。子どもたちの内面で表現したい欲求が熟すには時間がかかり、個人差も大きいからである。

 三日目、先生は庭の雲梯に、小さなタイヤとロープを吊してみた。チンパンジーが遊んでいた道具で、子どもたちにその連想と反応を期待したのだ。
 ところが子どもたちはそれを単なる遊具と受取っただけで特別の動きはあらわれなかった。先生の予想は見事に外れたのだ。
 翌日は室内にえのぐを出しておいた。さすがに子どもたちはいろいろな動物を、印象鮮やかに描き始めた。また部屋の一隅では、仲よしの明子ちゃんとさと子ちゃんが、空箱などを探し集めて何かを作り始めたが、それは次第にキリンになっていた。
 明子ちゃんは、細い紙を巻いて尻尾を作り、耳の位置を写真で確め、右から左から全体像を観察し、目を輝やかせてちっとも休むことがない。しっかりした課題に向っている充実した姿だ。
 しかし首の長いのに比べ、極端に短い足はどう考えているのだろう。 明子ちゃんは自分で実際に乗れるキリンが作りたいらしく、先生は出来栄えよりも、そのアイデアを大事にしたいと思った。
 その日はお天気がよく、庭の石山でも多くの子どもたちが遊んでいた。 先生はそばに来た女の子二人に「あら、あそこに猿山があるわよ」と声をかけてみた。
 するとその子たちは途端に猿の表情と身振りで歩き出し、それを見た他の子たちも「キャッ、キャッ!」と猿の鳴声で遊び始めて、石山はたちまち猿山に変った。
 猿の表現が出たら、続いてサイだの象だのになる子もいて、広い園庭のあちこちに動物別のテリトリ一もつくられた。
 この頃、明子ちゃんのグループは傘型登攀棒に手づくりの葉っぱをつけるのにいっしょうけんめいだった。コアラが住む森をつくるのだという。先生はその思いつきをすばらしいと思った。
 明子ちゃんは葉っぱを片手に、鉄棒を攀じ登る苦しい斗いを、何度も何度もくりかえした。彼女の想像力が描き出した森を実現させるために……。日頃は目立たない存在だったという彼女を、こんな積極的にさせたものは何だろう。

 遊びが大分もりあがったので、動物園ごっこをしようという事で、年少組がお客さんでやってきた。
 見る方も、見られる方も真剣であった。 臨機応変に、園庭全体に活動の場を拡げたこの試みはなかなかユニークだ。

 こうして友だち同志、そして年少と年長が交流して互に刺激し合い、育ち合ってゆくところが幼稚園の姿かも知れない。
 もし、劇的活動などもこのような感動的な経験の積み重ねの中からつくり出されたら、創造性を伸ばす面からその意義は大きいだろう。

文部省特選

日本映画教育協会
英映画社
カラー20分

製作 高橋銀三郎
演出 千石秀夫
脚本 藤原智子
撮影 藤井敏貴、千葉寛、小林治
音楽 小沢直与志
効果 小森護雄
照明 高橋洋一
製作担当 宮下英一
現像 東洋現像所

手づくりの生きがい ―生活文化の伝承―

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手づくりの生きがい ―生活文化の伝承―

<内容>
四百年つづいてきた東京世田谷のボロ市は、今年も盛況をきわめた。こうした郷愁を誘うような行事が、年毎に賑わいを増していますが、一体何が人びとをひきつけるのでしょう。

●あるマンモス団地でも毎年暮れに、餅つきを行ないます。手間ひまかけて餅つきなどをしたい気持ちは、どうして起こるのでしょう。ものが豊富 に出回わり、便利になった暮らしの中で、私たちは生活の基本的な技術とか、人間的な情緒を次第に失ないつゝあることも事実です。
 団地の人たちは、こゝで育つ子どもたちに、故郷の味をつくってやりたいのだといゝます。
●ふるさとの味といえば、文字通り郷土料理ではないでしょうか。代々伝えられてきた、手づくりの家庭料理、それは永い時間の中で生れた生活文化の一つです。
 山梨の家庭では、中学三年の少女が祖母と母に習って「ほうとう」をつくります。こんな時には調理法だけでなく、たべものをつくる主婦のたしなみなども自然に教えられてきた事が感じられます。
 最近では農村でも三世代の家族が一緒に暮らす家が少なくなり、このような伝承の機会も少なくなりました。

 その伝承を存続させる新しい試みが、社会教育の活動として始まっています。
 その例を各地に取材しました。

●公民館の婦人学級で学んだ、いろいろな紐結びの講習。
●老人クラブの協力で子ども会が行なった、ロ一カル色豊かな独楽づくりと遊び。
●正藍染めや機織りを研究し、楽しんでいるグループの活動。
●ある市では高齢者からレクリエ一ション研究会の青年たちを通して、昔からの遊び道具のつくり方や遊び方が伝えられています。
 青年たちは、指導方法に研究を加え、それを各地区の子ども会のリーダ一に教えます。
 リ一ダ一たちは、それぞれの地区に帰って、習ってきたものを仲間と一 緒につくって遊びます。この伝承の仕組みが、地域ですっかり根づいているのです。

 遊びに限らず、暮らしの中に受け継がれ、伝えられてきたものは、人間 のあたたかさや知恵のすばらしさを感じさせます。そしてそれは私たちの営みを支え、人と人をつなぐ大切な役割を果たしているのではないでしょうか。

文部省選定

日本映画教育協会
英映画社
カラー28分

製作 高橋銀三郎
演出 千石秀夫
脚本 藤原智子
撮影 藤井敏貴、千葉寛
音楽 真鍋理一郎
解説 平光淳之助
効果 小森護雄
照明 高橋洋一
製作担当 長井貢
現像 東洋現像所

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