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ヨーロッパの福祉都市 ―スウェーデンを訪ねて―

<内容>
胎内から天国まで等と言われるのが、スウェーデンの社会福祉ですが、この国を訪れた取材班は、 まずさまざまな老人たちの生活ぶりを取材します。年金だけでくらしている老人夫婦の生活、公立の老人ホームでのくらしぶり、老人専用に作られたニュータウン内の住宅でくらす老人の生活、年金者ホテルでの生活ぶり………そして何処に行っても見られるのは、充実した設備と至れり尽せりの福祉対策です。映画はそのさまざまな形をていねいに紹介しますが、この国の老人福祉は衣食住の問題から老後の生甲斐という次の段階に入ったと言えそうです。この高度な福祉社会を支えているのは勿論若い勤労者たちですが、重い税負担を支えている彼らにはそれなりの悩みがあり不満を持っています。しかしこの福祉制度に誇りを持っていることは確かです。取材班はこうした人たちの負担した税金が何処でどのように働いているかを追って見ました。保育園で、学校で、身障者の家庭で、住宅難と言われる団地で、病院で………そして何処でも見られるのがやはり徹底した人間優先の福祉対策でした。もちろんこれは天国の話ではなく彼らが血のにじむ努力で築き上げたものですが、こう見てくると、スウェーデンの人々が、不満や悩みを持ちながらも、自分たちの福祉社会に誇りを持つことは当然だと思われます。さて私たちの道は……………


日本都市開発研究所
英映画社
カラー40分

協賛 クラレ不動産株式会社、三井不動産株式会社、日生不動産株式会社、西武都市開発株式会社
製作 高橋銀三郎
脚本演出 青山通春
海外取材班 瀧川正年、宮下英一、長井貢
音楽 真鍋理一郎
録音 赤坂修一
解説 鈴木健二
現地協力 藤井恵美
現像 東洋現像所